インフラの世界に浸って、

NECがPC9801が出てそれを某金融機関の若手ITスタッフとして全店展開からはじまり、LANや商用インターネットの原点からどっぷりとインフラに浸かって30年。その間1993年~2004年初頭までNYでPC、VAX、UNIXそしてLANやWANをローカルスタッフの親方として従事。そして今、現役としてモバイルやデータセキュリティのプロダクトセールスをする異端児オヤジのインフラ話

55歳目の前にして第二の人生の門を叩いて早一年

55歳を迎える前に、自らの判断で30数年勤めたそして色々な経験をさせて頂いた会社を退社してあっという間に一年が過ぎ、暮れで2年を迎えようとしている。
色々な悩みもあったけど、縁あって素敵な会社に10月より社員として改めて雇用されることになった。
先日、前職の同期会があり、その壇上で言ったことは、退職をして新しい仕事をしているが、そこには自分たちが新人としていたオフィスの空気を感じると伝えた。
自分が、社員として加わることで大きく平均年齢を上げることになるくらい若い方々の集団であるが、そこには不思議と30年前のあの空気を感じる。


ということをつらつらを書くのは今度で、昔の事ばかり語らずに最近のお仕事をちょっとだけ紹介しようと思う。
PCの導入をしたり、企業内LANを作ったりと新しい事を多くしてきた自分が今取り組んでいることは、モバイル関連を中心としたプラットフォームソリューションである。
去年の十月にBlackBerry社に買収された”Good Technology"のプロダクトをメインに営業をしている。そしてBlackBerry社が買収したことで、モバイル以外のプロダクトも取り扱うことになり、日本のマーケットにこれから新しいITの流れを作ろうと企んでいます。
ITの進化により、世の中は凄く便利になっているが、その反面大量のデータが外部に流出なんて事件も増えてきている。
IT関連の事件といえば、昔はオンライン端末の不正操作による横領が大半であったが、今は、企業が持っている個人情報などが流出するというものに変わってきている。
インターネットの普及により、媒体に書き込まなくても簡単に外部に持ち出しが出来てしまう。
オフィスの中に侵入しなくてもメールを使って侵入が可能な時代である。
そんな中で、自分のやっていたLANやインターネット接続は様々な防御策を打っているが、あとを絶たない。
なぜか?
それは、侵入や持ち出しに対して施策を講じているからである。そしてそこには必ず穴がある。
今、自分が扱うプロダクトは発想の転換をして侵入や持ち出しを防御するのでなく、情報自身を保護するというセキュアなストレージプラットフォームのWatchDoxというクラウドとオンプレミスをサポートした商品である。
これは、DRM(デジタルコンテンツ管理)というものをベースにしたものである。
仮に持ち出されたとしても、情報自身が保護されていれば、解読は出来ない。そして、そのデータを使おうとすればリモートで削除や位置を特定することができるものである。
こんな商品をどうやってマーケティングすれば売れるのかを悩んでいる。
でも、時代は確実に次のステップとしてこうした情報保護が主流になると信じている。